災害復旧計画とは、災害で被災した場合の復旧手順を定めた計画のことです。
復旧計画が、どのような手順で作成されているかご存じでしょうか。
そこで今回は、災害復旧計画の作成手順についてまとめました。
▼災害復旧計画の作成手順
①被害の調査
災害によりどのような被害が発生しているのか、まず現状を正しく把握することが大切です。
防災担当者が、いち早く被災箇所の調査を行います。
この時点で応急工事が必要な場合は、安全性確保のための工事が行われます。
②被害状況のまとめ・分析
調査した内容に基づき、被害状況をまとめながら分析を行います。
この際、写真やデータと照らし合わせながら分析することで、より正確な情報となるでしょう。
③被害ごとの復旧方法の検討
被害状況やデータから、適した工法や資材の選定を行います。
この際、必要人員の確保やリードタイムを加味して、より迅速かつ安全性を確保できるよう選定することが大切です。
あわせて、測量データから設計図の作成も行われます。
④申請書類の作成
災害に関する工事は、公共性と安全性から業者が独断で行うことはできません。
災害の規模によって国や都道府県などに災害復旧計画書や各種書類を提出し、工事の申請を行います。
申請内容や計画書に問題がなければ、工事が実施されます。
▼まとめ
災害復旧計画の作成手順は、以下の通りです。
①被害の調査
②被害状況のまとめ・分析
③被害ごとの復旧方法の検討
④申請書類の作成
必要な情報をすべて組み込めるよう、手順に沿って進めることが大切です。
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