固まると高い強度を発揮する特性を活かし、コンクリートは多くの分野で使用されています。
しかし、条件が揃わないと固まらないため、施工の際には注意が必要です。
そこで今回は、コンクリートが固まる条件について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
▼コンクリートが固まる条件について
■水とセメントの化学反応
コンクリートは、水とセメントを混ぜ合わせて作ります。
その際に水和反応と呼ばれる化学反応が起き、コンクリートが固まります。
水とセメントを混ぜ合わせると、すぐに固まり始めることもあるため、迅速に作業を進めましょう。
■水の量
コンクリートを固めるには、水分量の調整も欠かせません。
一般的にコンクリートが固まるには、セメント量の約40%を占める水分量が必要です。
混ぜ合わせる水の量が適切でないと、固まらない場合もあるため注意しましょう。
■温度や湿度
コンクリートが固まるには、気象条件も関係しています。
雨で湿度が高い場合、コンクリートが水を含んでしまうため、固まりにくくなるでしょう。
また、気温が低いと化学反応が鈍るため、固まるのに時間がかかります。
▼まとめ
コンクリートが固まる条件は、以下の通りです。
・水とセメントの化学反応
・水の量
・温度や湿度
条件を理解したうえで調整すればしっかり固められるため、取り扱いには知識や経験が求められます。
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