コラム

ダム工事を行う際の流れ

ダムは防災としての機能はもちろん、環境保全や水資源確保などさまざまな役割を持ちます。
しかし「ダムはどのようにして作られるのだろう」と、疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、ダム工事を行う際の流れについて解説いします。
▼ダム工事を行う際の流れ
①地盤調査
ダムを建設する際は、地盤調査から始めます。
地質や土壌を調査し、ダムを建設して問題ないかチェックが必要です。
②設計
ダムを建設できる状況であれば、設計の準備を行います。
調査した内容をもとに、今後の建設計画が作成されます。
③測量
土地の形状や面積などの詳細を確認するため、現地の測量を行います。
現状の数値を計測できれば、正確な図面の作成が可能です。
④掘削作業
ダム建築のため、掘削作業を始めます。
土石流をはじめとする災害が発生しないよう、安全を確保しながら作業を進めることが大切です。
⑤本体工事
掘削作業の終了後、ダムの建設に向けて本体工事を行います。
堤体工事や管理設備工事などを行い、貯水できる形状へと形成します。
⑥試験湛水
ダムが問題なく稼働できるかを判断するため、水を最高水位まで貯める試験です。
堤体の変形量・揚圧力・漏水量などをチェックし、工事の安全性を確認します。
⑦完了
ダム本体だけではなく、周辺の整備工事も必要です。
工事が全て終了することで、ダムの建設は完了します。
▼まとめ
ダム工事は、地盤調査や設計で現地の状況を確認したうえで工事が始まります。
工事後は試験湛水を通して安全性を確認し、問題がなければ工事を終わらせて完了する流れです。
千葉にある『和山技研株式会社』では、砂防堰堤をはじめとする構造物設置のご依頼を承っております。
自然災害のリスクを軽減する取り組みを通して、下流域の方々やインフラ保護に努めています。

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