コラム

トータルステーションを設置する手順

トータルステーションとは、建築現場で測量を行う際に使用する機器です。
現場の測量によって、適切な状態を測定し、スムーズな工事の進行に役立ちます。
そこで今回は、トータルステーションを設置する手順について詳しく解説します。
▼トータルステーションを設置する手順
①.既知点を確認
既知点とは、機械を設置する場所です。
正しくトータルステーションを設置するため、座標を使用し既知点を確認します。
②トータルステーションの設置
既知点を確定したあとは、トータルステーションを設置します。
三脚の組み立てを行うため、機器が倒れないよう平坦な場所を選ばなければなりません。
③トータルステーションの位置調整
トータルステーションは、地面に対して平行に設置するのが基本です。
三脚にて設置後は、望遠鏡を覗いた際に見える十字が中心になるよう調整します。
④最終調整を行う
トータルステーションの調整が終われば、最終調整を行います。
機器の円形気泡管をチェックし、気泡が中心になるよう最終調整を行いましょう。
また中心がズレてしまう場合は、三脚の位置の調整も必要です。
⑤電源を入れて座標をセットする
最終調整の終了後は、トータルステーションの電源を入れます。
その後、座標を入力して正確な位置情報が把握できる状態になれば、測量作業を開始します。
▼まとめ
トータルステーションの設置時は、機器が倒れないよう調整が必要です。
平坦な場所への設置や三脚の調整を行い、座標をセットしてから開始します。
千葉の『和山技研株式会社』では、測量から設計までを担い、地域の安全確保に努めています。
砂防堰堤を含む防災対策でお悩みであれば、当社までお問い合わせください。

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