崩れてきた土砂は非常に強い威力を持っており、しっかりとした工事で対策を施すことが重要です。
土砂崩れを防ぐためには、具体的にどのような工事が行われるのでしょうか。
今回は、土砂崩れの対策工事について解説します。
▼土砂崩れの対策工事
■擁壁工
急斜面の土砂崩れを防ぐための対策工事として行われるのが、擁壁工です。
鉄筋コンクリートやコンクリートブロックなどで斜面を壁状に覆うことによって、土砂崩れを防ぎます。
また、斜面の崩壊を抑止するほか、崩壊土砂を遮断することも重要な目的です。
擁壁工で構造物を作り、崩壊土砂を遮断して建屋を守ります。
■法枠工
切土や盛土によって作られる人工的な斜面のことを「法面」と呼び、道路建設や宅地造成の際に形成されます。
大雨や洪水で崩れることが多いため、法面の表層崩壊を抑制する工事を行わなければなりません。
また、工事にはプレキャスト枠工・吹付枠工・現場打コンクリート枠工の3種類があります。
プレキャスト枠工は、切土・盛土によって使用するブロックを変える工事です。
吹付枠工では、法面に連続した格子枠を作ることによって、法面の強度をアップさせます。
現場打コンクリート枠工は、金網型の枠を地面の形状に合わせて貼り付け、コンクリートやモルタルを直接吹き付ける工事です。
▼まとめ
土砂崩れの対策工事には、大きく分けて擁壁工・法枠工の2種類があります。
現場の状況や地質など、さまざまな要素から最適な工事を選ぶことが重要です。
千葉にある『和山技研株式会社』では、長年防災や災害復旧に特化した工事を行っております。
土砂崩れの対策工事をお考えの際は、豊富な経験と専門知識を持つ当社にお任せください。
コラム