山地や丘陵地では地滑りが発生しやすいため、さまざまな対策が行われます。
主な対策は、地下水や地表水を取り除く抑制工と、地滑りが起きないようにする抑止工の2種類です。
今回の記事では、地滑り対策の工法について紹介します。
▼地滑り対策の工法
■地表水排除工
地表水排除工は、雨や地表水が浸透し地下水となるのを防ぐ抑制工の一つです。
水路を設け地すべりブロックの外に水を流したり、セメントやシートなどで亀裂箇所からの浸透を防止したりします。
■排土工・盛土工
斜面上部の土を除去する排土により、地すべりの推進力低減を行います。
反対に低い地盤には、土砂を盛り上げて平坦な地表や周囲よりも高い土地を形成する盛土が行われます。
■杭工
抑止工の一つに、杭工があります。
鋼管やH鋼などを強固な岩盤まで挿入し、地滑り発生時の抵抗を目的とした工事です。
■アンカー工
アンカー工は抑止工の一つで、地中へアンカーを挿入し地滑りを防止します。
グラウンドアンカー工・ロックボルト工・鉄筋挿入工などの種類があり、設置規模や地盤によって工法が異なります。
▼まとめ
地滑り対策の工法には、地表水排除工や排土工・盛土工などの抑制工と、杭工やアンカー工などの抑止行があります。
これらの工法を地形や規模に合わせて施工し、地滑り対策が進められています。
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