コラム

地質調査における作業の流れ

地質調査は、土木・建築業界の基礎工事や災害対策において、非常に重要な役割を果たします。
地質調査の作業手順を理解しておくことで、適切に調査が実施されているか判断できるでしょう。
そこで今回は、地質調査における作業の流れを解説します。
▼地質調査における作業の流れ
①周辺の調査
調査地域の状況を把握するため現地を調査するほか、地形図や開発の記録などの関連資料の取得も行います。
専門の技術者が観察・計測し、ルートマップや地質図を作成します。
②物理探査・電気探査
電磁波や音波などを利用して、地盤の強度や地下構造を調べます。
現地の状況によって、調査方法の見直しや追加調査の検討についても考慮することが大切です。
③試料採取と試験
地盤を掘り、採取した土を分析する試験を行います。
試験により、詳細な土の種類や性質・地下水の状況などを把握できるでしょう。
④解析
収集したデータを整理し、解析します。
解析結果をもとに、地盤に対するリスクや不安定な箇所を特定し、建物の設計や地盤改良などに反映させることが重要です。
⑤報告書の作成
報告書は、建築物の設計者や施工者・地盤改良業者などが参考にする重要な資料です。
分かりやすく、正確な情報が記載されているかの確認も行いましょう。
▼まとめ
地質調査の作業は、以下の流れで行います。
①周辺調査
②物理探査・電気探査
③試料採取と試験
④解析
⑤報告書の作成
地質調査は、私たちが安全に生活するためにとても重要な工程です。
『和山技研株式会社』は、千葉にて砂防堰堤の設計や復旧工事に伴う測量・計画などを行っております。
安全で安心な地域社会を実現するための、重要なインフラ整備に貢献いたします。

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