施工図とは、建物を建てる際に必要な実践的な図面です。
現場の職人が利用するための図面で、使用材料や寸法などさまざまな情報が記載されています。
今回は、施工図にどのような重要性があるのかについて解説します。
▼施工図の重要性
■必要とされる寸法がすべて記載されている
施工図は設計図に沿って作成され、施工に必要な寸法がすべて記載されています。
このうち設計図には、施工に必要な部材や寸法が記載されていません。
安全な施工を実現するために、必要寸法が網羅された施工図は必須と言えるでしょう。
■施工ミスの防止
施工図は、施工ミスを防止するためにも重要な役割を担っています。
設計図だけでは施工に必要な情報が不十分なため、予想外の施工ミスが起こるリスクが考えられます。
オーダー通りの施工を行うためにも、施工図は重要です。
■作業員同士の情報共有
建設現場の作業員は、同じ図面を基にそれぞれの作業を行います。
部品や作業の変更が必要な際、施工図があることで情報共有をスムーズに進められるでしょう。
仮に施工ミスが起きた場合でも、施工図を共有していることですぐに気付けることもメリットと言えます。
▼まとめ
施工図には、必要寸法が全て記載されていることや、施工ミスの防止・作業員同士の情報共有などの役割があります。
いずれも工事を正確かつスムーズに行うために、重要なポイントです。
『和山技研株式会社』は千葉市にて、全国の砂防堰堤・防災対策・災害復旧などに尽力しております。
測量・設計・計画・調査において豊富な実績を活かし、サポートいたします。
コラム