コラム

治山工事の種類について

治山工事は、災害による被害からの復旧や地盤の安定・森林保全などを目的とする工事です。
工事の種類もさまざまですが、具体的にどのような事業なのでしょうか。
この記事では、治山工事の種類について解説します。
▼治山工事の種類
■渓間工
渓間工は、荒れた渓流の復旧と安全確保のために行う工事です。
小規模ダムを設置することで渓流の勾配を緩やかにし、土砂の流出をブロックします。
また渓岸が崩壊したり侵食したりするのを防ぐ工事も、渓間工の業務のひとつです。
■山腹工
山腹工には、不安定な斜面を固定させる土留工や、侵食防止のための水路工などが含まれます。
さらにコンクリートによる法枠を設置することで、安定力を高める工夫も大切です。
同時に緑化を目的とし、苗木を植えたり植物がしっかり育つための斜面を造成したりします。
■地すべり防止工
杭を打ち込んで土塊の動きを抑制し、地すべりを直接防ぎます。
また土塊自体を取り除いたり地下水を排水させたりすることで、被害の要因をなくしておくことも重要です。
▼まとめ
治山工事の種類には主に、渓流の復旧や保全のための渓間工・斜面を安定させる山腹工・地すべり防止工などがあります。
また森林の緑化も担っており、植物が育つよう基盤を整えたり苗木を植えたりすることも大切な事業です。
千葉の『和山技研株式会社』では地域の安全を第一に考え、防災と災害復旧のために尽力しております。
砂防堰堤の測量・調査・設計において豊富な実績がございますので、当社までお気軽にお問い合わせください。

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