コラム

測量結果にズレが生じる原因とは

測量は、建物や道路・橋などの設計・建設をする際に行われます。
しかし、さまざまな原因により誤差が生じてしまうことをご存じでしょうか。
本記事では、測量結果にズレが生じる原因について紹介します。
▼測量結果にズレが生じる原因
■系統誤差
測定機器の精度や測定方法の癖をはじめ、温度や湿度・気圧など特定の原因によって発生する誤差を系統誤差と呼びます。
誤差が起こる原因が特定されており、測定するたびに同じようなズレが生じるのが特徴です。
■偶然誤差
同じ環境や手順で測定しても、わずかに生じるズレが偶然誤差です。
本来の数値から近い範囲でズレが生じるため、複数回測定することで偶然誤差の影響を減らせるでしょう。
■過失誤差
測定者の経験不足や測定ミス・計算間違いなど、人為的に発生する誤差を過失誤差と呼びます。
明らかなズレであれば気がつく場合もありますが、測定経験が浅かったり初回の測定だったりすると見逃される可能性もあるので注意が必要です。
▼まとめ
測量がズレる原因として、特定の原因によって発生する系統誤差や、本来の数値から近い範囲でランダムに起こる偶然誤差などがあります。
また過失誤差は、測定経験が浅かったり初回の測定だったりすると見逃される場合もあるため、注意が必要です。
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