コラム

砂防ダムの点検方法は?

砂防ダムは、土砂災害から地域を守る重要な構造物です。
また長期間にわたる使用や自然環境の影響により、砂防ダムの機能が低下するため、定期的な点検が欠かせません。
そこでこの記事では、砂防ダムの点検方法について解説します。
▼砂防ダムの点検方法
■目視
目視点検は、最も基本的でありながら重要な点検方法です。
専門技術者が砂防ダム全体を目で確認し、亀裂・変形・腐食などの異常をチェックします。
特に、ダムの表面や周辺地形の変化に注意を払い、早期に問題を発見することが大切です。
また、ほかの点検方法を補完する役割も果たしており、問題の有無を大まかに把握するためにも行われています。
■器具の使用
目視点検だけでは確認できない部分は、専用の器具を使用して点検を行います。
例えば、点検ハンマーやシュミットハンマーなどを用いると、内部のひび割れや劣化の測定が可能です。
器具を使用することで、砂防ダムの内部状態を詳しく把握し、必要に応じて修繕計画を立てられます。
■計測
計測は、砂防ダムの変形や沈下を定量的に確認するために行われます。
特に、地震や豪雨の後などに行われることが多いです。
計測データは、ダムの安全性を評価するための重要な情報として活用されています。
▼まとめ
砂防ダムの点検は、目視・器具の使用・計測の3つの方法を組み合わせて行われます。
それぞれの方法を用いることで、ダムの異常や劣化を早期に発見し、必要な対策の構築が可能です。
千葉にある『和山技研株式会社』では、砂防堰堤の測量・調査・計画・設計を通じて、防災と災害復旧に取り組んでいます。
地形や地質に適した防災対策を提供いたしますので、お困りの際はお問い合わせください。

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