施工管理技士は、砂防工事において非常に重要な役割を担っています。
しかし、具体的にどのような役割があるのかご存じない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、砂防工事における施工管理技士の役割について解説します。
▼砂防工事における施工管理技士の役割
■安全性を確保する
砂防工事は、急斜面や危険な地形での作業が多く、災害発生のリスクも高い現場です。
そのため、施工管理技士は労働者の安全を最優先に考え、作業環境の安全を確保する必要があります。
■作業工程を管理する
砂防工事は複雑な工程が多いため、細かいスケジュール管理が必要です。
施工管理技士は、資材の手配・作業員の配置・現場状況の変化に応じた調整など、全体を把握して効率的に工事を進めることが求められます。
■品質管理を行う
砂防工事では、使用する材料や施工方法の品質が工事の成果を大きく左右します。
そのため、施工管理技士は工事に使用される資材の品質をチェックし、規定された基準を満たしているかを確認しなければなりません。
また施工過程においても、設計図通りに正確に作業が進められているか・仕上がりが高品質であるかを監視します。
■環境保全を行う
施工管理技士は、自然環境に配慮しながら工事を進める責任を担っています。
例えば、周囲の植生や水質を保護するための対策を講じたり、工事中に発生する廃棄物の適切な処理を指示したりすることが必要です。
▼まとめ
施工管理技士は、砂防工事において安全性の確保・作業工程の管理・品質管理・環境保全など、多岐にわたる役割を担っています。
施工管理技士の的確な判断と管理能力が、砂防工事の品質と安全性につながるでしょう。
千葉の『和山技研株式会社』は、砂防堰堤の測量や計画などを行っている会社です。
山間部の防災についてお悩みの際は、いつでもご相談ください。
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